「お受験」の思い出
さて 今年も…
幼稚園や小学校… 私立や国立の受験の季節が
始まろうとしている
まさか自分が「お受験」をさせる親になるとは
夢にも思っていなかったなあ
まあ、そのあたりの話は 置いておいて…
この季節になるとよみがえる思い出があります
時は 息子の小学校受験の面接…
大人用のパイプ椅子に
足をぶらぶらさせながらも
なんとかじっと座っている息子…
「お母さんの好きなところは
どんなところですか?」
と ベテランの女性の先生から尋ねられた
すかさず彼は
「おもしろいところ」
と しっかり答えた
ベテランの女性の先生は
「お母さんの好きなところですよ…
お父さんではなくて…」
優しく質問を繰り返された
息子も繰り返した
微塵もたじろぐことなく
「おもしろいところ」
これ以上 聞き返されることは
なかった
おもしろいやりとりだったなあと
なつかしくなる
家の中で 「おもしろい」のは
お父さんである… お母さんではなく…
という 不文律 が
世の中にはあるのかな???
3歳年上の娘は この話を聞いて
この場での この先生の問いかけを
大きく問題視した
「ぼくのお母さんの好きなところが おもしろいところ」
では
疑問だ、不思議だ、
お父さんと聞き間違ったのではないか、
というような先生の反応 というのは
解せん、許せない
ということだと思う
私も同じように感じた
けれど、それ以上に
この娘の反応と
「お母さんの好きなところは おもしろいところ」
と 息子が面接の場で言い切ってくれたことが
うれしくてうれしくて
誇らしかった
… これが私の 「お受験」の思い出 …